「自分の頭であれこれと考えたいよね!」

takuzemi2009-05-14

木曜日には「文学」の講義があり、毎週、漱石の作品を中心に学生諸君に小説作品の不思議に付いての話をしています。今日も木曜日なのですが、「新入生歓迎スポーツ大会」があり、全学休講となっています。・・・自宅で「研究日」の一日として過ごすことにしました、朝の起きぬけの時間には手書きの「アイデア・ノート」からの箇条書きのデータを親指シフトのノートパソコンでデジタル化する作業と取り組みました。適当な分量を打ち込んだところで、A430穴のmarumannの「書きやすいルーズリーフ」に印刷しておきます。作業はこれで終わりではありません。頭がすっきりしている時を見計らって、赤ペンで書き込みする作業が不可欠です。誤字・脱字を修正することは勿論ですが、アイデアの欠陥を訂正し、アイデアの不足を追加し、アイデアの新たな展開を追記します。「自分の頭であれこれと考えたいよね!」という基本的なスタンスなのですね。(アイデアの質は問いません。(^_^;;)
ルイ・アラゴン著/稲田三吉訳『ブランシュとは誰か』(柏書房)の再読作業を続けています。熊倉千之先生の『漱石のたくらみ』や『漱石の変身』(いずれも筑摩書房)のような読み方でアラゴンの後期作品を読めないかと考えています。散文の中の詩的要素にも着目して読んでいきたいと思うのです。(30年前の私が書いた読書ノートのデジタル化の作業にも着手しました。なかなかの苦行ですぞ。)