「三日と空けずに走らなければ駄目だよ」

別所沼で3000mほど走って帰路に着きました。このところ走りの距離が伸びません。ゆっくり走ることを基本にして頑張ろうと思っています。「さいたま走友会」の元会長のNさんの言葉を思い出しました。「三日と空けずに走らなければ駄目だよ」というのですね。走り込まないと距離も速度も伸びないと言うのです。これはテクストを読む仕事にも言えることかも知れません。
午後も手書きのアイデアノートをキーボードで打ち直して、デジタル化する作業を続けました。淡々と時間を掛けて作業を続ければ、それなりの成果が上がることは言うまでもありません。けれども、アイデアを出す作業には限界もあるようです。言語学者のシービオクが、集中できる上限は一日に2時間だという意味のことを言っています。(これを若いころの私は「シービオクの2時間」と呼んでいました。「せめて、一日に2時間ぐらいは集中して自分の勉強をやれよな」という自戒の言葉です。)・・・駅前の須原屋書店まで散歩がてらに出掛けました。文庫本の書架で川崎隆子編『久生十欄短編選』(岩波文庫)を手に取り、たまたま開いたページの「鶴鍋」を読み始めたら、止まらなくなってしまいました。「鶴鍋」とは一体、何なのか? 「俳友の参亭(さんてい)さん」とは一体、だれなのか? 読まない訳には行きませんね。(^_^;;