文学の授業では『それから』を観ました。

大学に移動しました。昼休みのうちに725教室に移動してハンドアウトと出席表などをセットしてから研究室に戻るというパターンが定着しました。研究室でDVD、ビデオ、アドリブ用のノートなどを用意して再び725教室に移動します。スクリーンを降ろしてプロジェクターの光を入れます。
先ず、『それから』のストーリーを学生諸君に話しておいてから、森田芳光監督の『それから』の冒頭と原作14章の後半に当たる部分を見ました。松田優作藤谷美和子のキャスティングに学生諸君がどんな反応を見せるかが興味あります。私語もなく緊迫した画面に見入っていた諸君が多かったようです。残りの時間でハンドアウトに沿ってお話しました。『それから』の結末をどう読むかも受講生の諸君にじっくりと考えてもらいたい「宿題」です。
研究室でしばらく作業してから図書館に移動しました。今日も翰林書房の「漱石研究」を2冊ほど借りておきました。『門』と『彼岸過迄』の特集号です。読書意欲が沸くか、沸かないか、・・・が私に取っての「頭の調子」のリトマス試験紙です。
今日は一日、雨の降る日となってしまいました。何冊もの本が詰まった手提げ袋の外に、実習校に持っていく手土産なども今日は持ち帰らなければなりません。重い荷物に大きな傘でふらつきながら帰宅しました。