午後の1時近くになって図書館に移動しました。

takuzemi2009-06-05

10時40分からはFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。フランス語教育学会に出掛けたり、教育実習校での研究授業の参観に出掛けたりと、先々週も先週も予定が入ってしまって読書会はお休みでした。3週間ぶりの読書会です。
今日も相棒のFさんが用意してきてくれた下訳をたたき台にしてブリュネルのランボー研究書を読み進めました。亀の歩みのごとくに遅々として進まない作業です。けれども続けているという事実の中に芯の強さがあると自画自賛してしまいましょう。お喋りも交えながら90分を楽しみました。
今日はどんよりとした曇り空になってしまいました。こんな日には学生食堂が大変に混み合います。昼休みの時間帯は研究室で過ごす方が得策です。『漱石作品論集成【第八巻】彼岸過迄』(桜楓社)に収録された論文を拾い読みしながら過ごしました。
午後の1時近くになって図書館に移動しました。今日も漱石研究のコーナーを漁って、佐藤泉『漱石 片付かない近代』(NHKライブラリー)と河内一郎『漱石のマドンナ』(朝日新聞出版)の2冊を借りておきました。『漱石のマドンナ』は漱石が愛した女性として大塚楠緒子説を取る立場から書かれた本らしく面白そうです。(漱石が恋をしていた女性を推理するという評論には宮井一郎夏目漱石の恋』(筑摩書房)があります。この一冊も大変なインパクトを与えてくれる作品です。)