振り向いたら「比較文学」のM先生です。

教材作りのための調べごとの必要があって図書館に移動しました。地下の「語学」関係の書架の間を行ったり来たりしました。二階に上がって「総記」の書架も少々物色しました。なかなか気に入った素材が見つからずに困り果てました。最後に一階の新聞縮刷版のコーナーでもコラムの記事などに当たってみました。探し物の一時間でした。
図書館を出てみたら朝の雨も上がって空が晴れてきました。気温も急上昇して、むっとするような湿気です。元荒川沿いの並木の緑を楽しみながら帰路に着きました。
北越谷の駅で「山本先生!」と声を掛けられました。振り向いたら「比較文学」のM先生です。アイデアマンで学生諸君には絶大な人気のある先生です。聞けば近頃、扁桃腺を痛めて困っていると言います。このところ「笑い」や「ことわざ」や「ジョーク」をテーマにした研究をなさっています。そちらの方の原稿執筆の依頼が急に忙しくなり身体の方に影響が出たと言います。「締め切り」に追われる気持ちは私にも痛いほど分かります。越谷で電車を乗り換える先生に「お大事に!」と声を掛けて別れました。
武蔵浦和に帰ってから須原屋書店、正育堂文具店、カフェ・プレーゴと回りました。本屋さんと文具屋さんでショッピングを楽しんでから、一杯の「御法度麦酒」で独り茫洋とするのもなかなか良い時間です。