今日も8時間労働になってしまいました。

午後も「免許法更新講習」のためのテキスト作りの作業を続けました。漱石の作品の変遷について、100分ほどの講義が9月に予定されています。A4で4ページのテキストを作るだけの作業なのですが、なかなか良いものが出来上がりません。今日も今までに書いたデータを、段落ごとにカットして、並べ換えながら、構成を考え直しました。締め切りが10日後に迫っているので、恐怖を背中に張り付けて走っているような感じがします。
今日も8時間労働になってしまいました。もう少し「生産性」を上げられないかと思うと、つくづく嫌になるのですが、何とも能率の悪い仕事と取り組んでいるような自己嫌悪に捕らわれます。午後の4時過ぎには仕事を切り上げて、駅前まで散歩に出掛けました。100円ショップを覗いたり、書店を覗いたりという簡単な気分転換です。須原屋書店では小林俊明著『父と子の思想−日本の近代を読み解く−』(ちくま新書)を立ち読みしました。漱石の『こころ』についての分析も含まれています。さっそく買って帰ることにしました。
夕方にはi−Podで加藤和彦のアルバムを聞いているうちに、すっかり良い気分になってしまいました。「情熱と絶望のあいだを縫って人は踊る/運命の舞台裏で糸を引くのは見えない手」という大好きな文句がある「ディアギレフの見えない手」です。こんな時には注意しないといけません。他のアルバムも欲しくなって、Amazonで3クリックぐらいしてしまいかねないからです。