「卒論執筆のためのシステム作り」を語りました。

4限の「フランス語5」はA君と『星の王子さま』を原文で読み進めました。王子がキツネをなつかせる場面です。野崎歓氏の訳書『ちいさな王子』(光文社古典新訳文庫)ではp.108.-p.109.に当たる部分に大事なことが書き込まれています。サン=テグジュペリが渾身の力を込めて書き込んだことが分かる部分です。キツネの言葉にも本物の力強さが感じられて感動的な場面です。
5限の4年生のゼミでは「卒論執筆のためのシステム作り」をテーマに私の方から話しをしました。具体的には「免許更新制講座」の私自身のテキスト作りの作業をゼミ生の諸君にお見せする形で話しを進めました。
先ずはアイデア作りの作業です。マインド・マップやKJ法風の図解の作り方を実物と板書とで説明しました。次にアイデアを箇条書きでノートに展開して文章化します。デジタル化してプリントアウトしてから、赤ペンでアイデアを修正しつつ膨らませます。時には段落ごとにカットして、カード化したデータをシャッフルし直してみることも有効です。
次回にはSさんとKさんが発表してくれるとのことで楽しみです。(ドロノキの上にも、久し振りの青空が広がりました。)