「黒鷺死体宅配便」の物語を楽しみました。

基礎演習のクラスに出ているOさんとKさんのお二人が研究室に遊びにきました。Oさんは変わった作風の画家が好きなのだそうです。ベクシンスキー、ヘンリー・ダガー、ダリ・・・と画家の名前を並べます。You Tubeでも都市伝説の絡んでいる絵、恐ろしいけれど魅力のある絵が沢山見られると教えてくれました。「怖い絵」あるいは「世界で最も恐ろしい絵」で検索するのだそうです。
4限はA君と『星の王子さま』を読みました。今日はいよいよ王子とキツネとの別れの場面を読み上げました。キツネが王子に「大切なこと」を教えてくれる場面です。キツネの言葉を王子が繰り返す場面は、まるで何かの儀式のような印象です。読者を厳粛な気分にさせる場面なのですね。
5限の3年のゼミでは大塚英志さんの『物語の体操』(朝日文庫)から「黒鷺死体宅配便」の人々の物語を楽しみました。大塚さんの教え子たちが実際に考案したストーリーも載っていて、「行為者モデル」の主体、援助者、敵対者、送り手、対象、受け手などの概念が良く分かります。楽しいイラストでキャラクターが紹介されているのも学生諸君に喜ばれた様子です。(さてさて、3年のゼミは今日で春学期の授業をすべて終了しました。でも、夏休みまでには、試験やレポートを片付けなければなりませんね。)