今日は『虞美人草』を中心にお話ししました。

大学に移動して、準備室でハンドアウトを用意しました。1時10分前には11204教室に移動して、職員さんにプロジェクター、スクリーン、コンピュータなどを用意してもらいました。「多文化から見る夏目漱石」の第2回が始まります。先ずは松田優作藤谷美和子の共演する『それから』を少々観てもらいました。残念ながら音声が出なくて、中途半端な結果になってしまいました。
今日は水村美苗さんの『虞美人草』についての論文を紹介する形で話しを進めました。漱石の中の「女性嫌悪」的な一面には受講生のみなさんの中からも時々笑い声が上がりました。
受講生の中の一人の男性から分厚い資料をいただきました。先週も「三四郎」についての記事が載っている「東京大学新聞」をいただいた方です。お仲間と文学散歩のサークルを作って、歩き回っているとのことです。その活動をまとめた資料なのですが、大変に手間の掛かったものです。新聞の切り抜きのコピー、古地図のコピー、さまざまな関連資料からの引用やコピーなどが文学散歩のための資料として集められてコラージュされています。すっかり感心してしまいました。