受講生のみなさんがお喋りを楽しんでいます。

講座の始まる10分前には11号館の11204教室に移動しました。今日も十数人の受講生のみなさんが集まっています。熱心な受講生のTさんが「三四郎の生まれ故郷」についての文学散歩の資料をコピーしてきてくれました。しかも他の受講生のみなさんの分まであります。Tさんは漱石の足跡を追って、京都などへも足を伸ばしているとのことです。感心してしまいました。
講座は『門』のストーリーを紹介してから、熊倉千之先生の『漱石の変身』を解説する形で進めました。『門』は大好きな作品ですので、重要な部分はほぼ頭に入っています。この作品を語るだけで一時間以上も掛かってしまい、『道草』と『明暗』については簡単に触れることしかできませんでした。
講座が終わっても何人もの受講生のみなさんがお喋りを楽しんでいます。私もお喋りの輪に加わって楽しい会話の機会を持てました。
講座の修了後は研究室に訪ねてきた4年ゼミ生のT君とお喋りを楽しみました。T君はイタリア映画についての卒論を書く予定です。ハリウッド映画の特徴を先ずはリストアップして、そこからの偏差を見つけていったら面白かろうとアドバイスしました。