友人のN君に貰った大切な本があります。

京都に住んでいる友人のN君に貰った大切な本があります。「ALBUM ARAGON」です。アラゴンの生涯を本人や関係者の貴重な写真で綴るアルバムです。アラゴン研究者に取っては喉から手が出そうな素晴らしい代物です。この本は「プレイアード双書」の記念企画のために作られたアルバムで、プレイアード版のアラゴン全集を3冊まとめて同時に購入した人たちのみに与えられる特典としての非売品だったらしいのですね。
学会で上京したN君とのお喋りの合間に、「たく。『アルバム アラゴン』を持っとるか?」というような会話が出てきたのでした。私が持っていないことを知ると、後日さっそく京都から本の入った小包が送られてきたのですね。「読む」と言うよりも「眺める」という形で愛読している一冊です。
午後の時間は勉強を放棄しました。娯楽のための読書を楽しみました。石原千秋『謎とき 村上春樹』(光文社新書)を読んだのです。今日は冒頭の第1章『風の歌を聞け』と題された章を読んでお仕舞いにしておきました。
今日も駅の周辺を一回り散歩しました。昔、植草甚一という軽妙なエッセーを得意とするジャズ評論家がいました。その植草氏のエッセー集に『僕は散歩と雑学が好き』というタイトルの作品があります。散歩と雑学で生きて行けたら素晴らしいなと憧れたこともありました。・・・今日はスタバは満席で断念しましたが、「道草」を食う一日も悪くありません。