「東京マンガ歩き」を大変に楽しく読みました。

駅前の須原屋書店で「散歩の達人」(8月号)と都市地図「さいたま市」(昭文社)を買って帰宅しました。「散歩の達人」は「東京マンガ歩き」という特集を組んでいて、大変に楽しい一冊になっています。恐怖マンガで有名な楳図かずおさんへのインタビューと「東京つげ義春紀行」と題されたフォト・エッセーが絶妙でした。
長らく読みさしのまま放置していた鷲見洋一先生の『翻訳仏文法(上)』(ちくま学芸文庫)にもう一度挑戦してみることにしました。序文の「仏語翻訳という文化」では最近20年間で大学におけるフランス語の「文化的権威主義」が「いまやまったく死に絶えてしまった」(p.30.)と指摘されています。サルトルカミュを有り難がる時代が終焉したのです。水村美苗さんが『日本語が亡びるとき』(筑摩書房)で指摘したようなフランス語の「凋落」とも通じる認識です。1章の「1 フランス語の単語は多義的である」と「2 フランス語は抽象性の強い言語である」のあたりを楽しく読みました。
今日はレポートの採点作業は怠けてしまいました。明日はねじり鉢巻きで頑張ることにしましょう。夕方には「海」という名の駅ビル(MARE)に出掛けて、行きつけのカフェPREGOでご法度のビールをいただきました。すっかりイージーゴーイングな毎日です。(^_^;;