「これは何だろう?」と不安になりました。

「まさ整形外科クリニック」で院長のS先生に診察していただきました。「秋葉病院」で受け取ってきたCD−Rを先生の机のコンピュータに挿入して、二人で画面を眺めながらの診察です。私の首を横からの視点で縦にスライスした画面と、木の切り株のように横にスライスした画面とが並びます。
一枚の画面の前で先生が「あれ?」と小さな声を上げました。先生の指さす指先を見ると、頸骨と頸骨の間に米粒ほどの黒い点があります。「これは何だろう?」と不安になりました。黒い点が見えるのは縦のスライスの画面の一枚のみです。同じ場所の横のスライスの画面には何も写っていません。いずれにしても背筋が寒くなりました。・・・先生はしばらく今の治療を続けてみて、良くならないようなら、9月ごろに再度MRI検査を受ければ良いだろうと言います。
「まさ整形外科クリニック」を出て、帰路に着きました。私は小心な軟弱者ですので、かなりのショックを受けています。街の風景が奇妙にリアリティーを失っています。
帰宅して家人とお喋りしているうちに、少しずつ気分が落ち着いてきました。現実を受け入れる以外に、選択肢がないことも分かってきました。先ずは早めに再検査を受診するのが良さそうです。