「お父さん、文教大学ですよ!」とあります。

実は大学に来る途中の東武線の中で、文教大学の車内広告を発見しました。「お父さん、文教大学ですよ!」というキャッチフレーズです。続いて下方に「大学選びの基準が変わる」という文句が続きます。湘南と越谷のキャンパスの風景が素朴なタッチのスケッチで左右に並んでいます。なかなか気に入ったので、デジタルカメラで撮影しておきました。・・・教育支援課、生涯学習センター・・・と行く先々で職員さんたちにこのポスターの写真を見てもらって盛り上がりました。
図書館に移動して借りていた本を数冊返却しました。新たに一冊の本を借りて、帰路に着きました。元荒川の桜並木を歩くと蝉時雨が騒々しいほどに賑やかです。
午後は我が家の居間で本を読んで過ごしました。岡庭昇『漱石魯迅・フォークナー』(新思索社)と高橋英夫『夢幻系列 漱石・龍之介・百間』(小沢書店)の2冊を拾い読みしました。高橋氏の言う「漱石の<言葉と文体>の研究は寥々たるものでしかない」(p.9.)という指摘にはまったくの同感です。もっともっと「漱石詩学」が追求されねばならないのだと強く思います。