ブルトン作『ナジャ』を少々拾い読みしました。

takuzemi2009-08-22

週末になると怠け癖が出てきてしまいます。今朝はかなり朝寝坊を決め込んでしまいました。8時過ぎにごそごそと起き出して、テレビも見てしまったので、仕事にはなりません。
10時半には散歩を兼ねて「まさ整形外科クリニック」までリハビリに出掛けました。今日も10分間の首の牽引がノルマです。帰路は医王寺とは逆方向の帰り道を選んでみました。住宅地を抜けて白幡沼の方向に移動します。浦和商業高校の校庭からは応援団の太鼓の音や野球部の部員たちの大声が聞こえてきます。元気な若い人々はいいですね。
帰宅して一休みしてから、アンドレ・ブルトン作/巖谷國士訳『ナジャ』(岩波文庫)を少々拾い読みしました。200ページ足らずの本文に対して、100ページを越える訳者の注が付けられています。これが大変な労作です。アラゴンの『オーレリアン』のベレニス、同じく『ブランシュまたは忘却』のブランシュのモデルとなったドゥニーズ・レヴィに付いての情報なども書き込んであり、見落とせません。
Webでも調べごとを続けているうちに松岡正剛氏の「千夜千冊」のサイトに『ナジャ』に付いての記述があるのに気づきました。楽しく読ませていただきましたが、松岡さんが稲田三吉先生のフランス語のクラスで学んだ方とは知りませんでした。