衆議院選挙の投票に出掛けることにしました。

午後は家人と「期日前投票」の制度を利用して、衆議院選挙の投票に出掛けることにしました。投票所になっている南区役所まで、自宅から徒歩で五分と掛かりません。投票所が狭いためもあるのかも知れませんが、実に大勢の有権者がそれこそ殺到しているという印象を受けました。選挙に対する有権者の関心の高まりが感じられました。
自宅に戻って「ヨーロッパの文学」の教材を作る作業と取り組みました。学生諸君に作品そのものを読んでもらうという方向も打ち出したいと思っています。今日は宇佐美斉先生訳の『ランボー全詩集』(ちくま文庫)をスキャナーの上に乗せて、「夜明け」などの詩のテクストをスキャンしました。人気ソフトは「読んでココ」を使っていますが、出来上がったテクストには誤読の部分が必ず含まれています。「は」と「ほ」の読み間違いが特に多いようです。ワードに乗せてプリントしたデータを赤ペンで修正する作業が不可欠です。今日はA4で2ページ程度のデータしか取れませんでした。
デュマ・フィス/新庄嘉章先生訳『椿姫』(新潮文庫)などを斜め読みして、講義録のための種を探しました。「若い人が面白がってくれそうな本でなければ駄目よ」と家人の突っ込みが入ります。おっしゃる通りなのですが、それがなかなか簡単じゃないのですね。(写真は南区役所の入り口にあるゴーヤの生け垣です。今年の夏はあちらこちらで同じものを見掛けました。緑が素敵ですね。)