『失われた時を求めて』をゆっくりと読み進めました。

takuzemi2009-08-27

朝方はずいぶんと涼しくなってきました。昨日も今日も青空が広がりました。気分も爽快です。起きぬけの時間帯にはプルーストの『失われた時を求めて』の第1巻をゆっくりと読み進めました。鈴木道彦先生の訳本に朗読CDのトラック・ナンバーを記入しながら読んでいます。ざっと訳文を読んでおくと、フランス語の朗読も聴き取りやすくなります。
第1巻の108ページあたりから展開される有名な「プチット・マドレーヌ」のエピソードを読みました。昔に何度か読んでいる部分なのですが、初めて読むように新鮮に感じられました。コリン・ウィルソンが『賢者の石』で描いている「価値体験」の描写は、実はプルーストのこの描写を下敷きにしているのではなかろうかとも思いました。
今日は子供たちも家人も仕事で出掛けてしまいました。独りの居間を独占して読書三昧の時間を送りたいところです。けれども、3時間ほども読書を続けていると集中力が落ちてきます。・・・気分転換を兼ねて、「まさ整形外科クリニック」までリハビリに出掛けました。10分間の首の牽引を済ませて、長い坂道を下りました。