ご無沙汰していたK先生からの電話でした。

午後の2時過ぎに電話が鳴りました。何とご無沙汰していたK先生からの電話でした。先生の声はお元気そうです。オーストラリアでのシンポジウムも無事に済ませて帰国なされた様子です。私の方は頸椎症を患い、病院通いを続けている経緯を簡単にお話ししました。
K先生の用件は「読書会へのお誘い」でした。明日の夕刻から目白の学生寮和敬塾」で、若い人々を集めて中島敦の短編を精読するのだそうです。さっそく参加させてもらうことにしました。
先生が別途、メールで送ってくださった資料をプリントアウトしました。けれども肝心の中島敦のテクストが手元にありません。大宮のジュンク堂まで移動して、文庫本を探しました。『ちくま日本文学 中島敦』(筑摩書房)、川端康成『掌の小説』(新潮文庫)、三浦哲郎『みちづれ 短編モザイク1』(新潮文庫)、プルースト・鈴木道彦訳『失われた時を求めて2』(集英社文庫)の4冊を買っておきました。
帰宅してから、『掌の小説』の中の「ざくろ」と『みちづれ 短編モザイク1』の中の「とんかつ」の2編を読んでおきました。どちらも前回のK先生の読書会で取り上げた作品です。