中島敦の不思議な短歌を愛読していたものでした。

takuzemi2009-08-31

選挙の結果が出ています。午前中はテレビのニュースを長々と見てしまいました。10時過ぎには大きな傘を差して家を出ました。「まさ整形外科クリニック」まで移動です。今日は院長のS先生に今後の治療方針などについてのアドバイスもいただきました。私の「経緯症性神経根症」もだいぶ症状が和らいできている様子です。首の牽引も10分間お願いしました。
クリニックから帰って、居間で読書を続けました。今夜の6時から目白の「和敬塾」で予定されている「K先生の読書会」の下調べです。今日は中島敦の「文字禍」を読むのですが、宿題が出ています。21個の段落から成るこの短編の構造を見つけてこいと言うのです。「起承転結」なり、お能の「序破急」なりに倣って、先ずは大きな構造を読み取ることが要求されます。
昨日、大宮のジュンク堂で買ってきた文庫版の「ちくま日本文学」シリーズの中の一冊『中島敦』ですが、大変に魅力的な作品の優れたアンソロジーになっています。あちらこちらを拾い読みしているうちに、窓の外で台風が大暴れしているのをすっかり忘れてしまいました。(若いころ、「河馬」と題された中島の不思議な短歌の連作を愛読していた一時期があったことも思い出しました。)