台風の夜の読書会が大いに盛り上がりました。

台風11号の風雨もピークを迎えている様子です。午後5時の埼京線武蔵浦和から目白に移動しました。目白駅の改札を出て、目白通りを横切ってから、バス停で「白61系 新宿西口方面」行きのバスを待ちました。生憎の土砂降りの雨です。バスに乗って、目白台3丁目で下車して、「和敬塾」に向かいます。門から入ると、緑の濃い環境に圧倒されました。学生食堂ではもう早々と夕食を食べている学生諸君の姿も少なくありません。
食堂の2階の学生ホールの3番教室に向かいました。久し振りにお会いしたK先生はお元気な様子です。今日はまだ夏休み中で、学生諸君の参加者はなく、若手の研究者や国語教員を中心に10名ほどの読書会となりました。
今日は中島敦の「文字禍」を先生の指導のもとで精読しました。参加された若い方々もみな熱心で、さまざまな意見が出されて盛り上がりました。
読書会は夕刻の6時から夜の9時45分にまでも及びました。会が終わって、塾の庭に出てみると、緑の豊かな中庭では秋の虫の音が一斉に響いています。楽しい時間を過ごしました。
帰路の車中では中島敦の「狐憑」と「木乃伊」の2編を読んで楽しみました。いやあ。何とも不思議な短編ですね。