「青空文庫」で中也訳のランボーを発見しました。

takuzemi2009-09-04

午前中はFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。今日はブリュネルの研究書は読まずに、ランボー自身のテクストを読み直しました。『地獄の季節』の冒頭から再読しながら、ブリュネルの注釈なども読み進めていきました。途中でテクストについてのさまざまな感想なども交換しながら、たちまち90分の時間が過ぎてしまう充実した読書会になりました。
新越谷のVARIEで昼食を済ませて帰宅しました。一休みしてから、大学でコピーしてきた資料をスキャナーで読み取らせる作業と取り組みました。文字は小さいし、段組も入り組んでいるというややこしいテクストです。認識結果のテクストファイルにも沢山の誤読が含まれているはずです。そのうちに「バグ取り」の作業とも取り組まなければなりません。
青空文庫」で何か面白い短編でも探してみようと思い立ちました。あちらこちらを見ていたら何と中原中也訳の『ランボー詩集』と『ランボー詩集<学校時代の詩>』の二本がアップされているのに気づきました。さっそくダウンロードして、ヴューワーの「窓の中の物語」で読んでみました。中也による『詩集』の「あとがき」を読んでいたら、いかにも中也らしい声が聴こえてきて嬉しくなりました。