S先生と村上春樹作品の話を楽しみました。

研究室でしばらく読書を続けました。8階の研究室棟は今日は大勢の先生方がやって来ている様子です。来週から始まる授業の準備などで忙しいのでしょう。
午後の2時40分からは「文学部運営協議会」の会議となりました。今日も数多くの議題を処理していかなければなりません。新型インフルエンザの学部としての対応策なども議題に上がりました。3時間半ほども会議が続きました。
帰路は出津橋の上で夜景に向かってカメラのシャッターを切っていたら声を掛けられました。日文のS先生です。お喋りを楽しみながら、帰路をご一緒しました。
武蔵野線の中で村上春樹氏の小説が話題に上がりました。S先生は村上作品について「ヴァーチャルな世界でしか生きられない人間のリアルを描いているのではないか」と言います。けれども「漱石が同時代としての明治を描き切ったようには、春樹は同時代・平成を描き切っているとは言えない」とも言います。S先生が東浦和で降りていくまで、楽しい会話が続きました。(村上春樹の主要な作品を暇を見つけて読んでいこうという気分になっています。)