ここにも「海」の隠喩が読み取れます。

午後は来週の授業の仕込みに時間を割きました。先ずは「ヨーロッパの文学」の第1回のハンドアウトをプリントアウトして、赤ペンで修正しました。完成稿をプリントアウトしてから、同じ内容のパワーポイントのスライドも修正しておきました。
スキャナーで読み取ったサルトルの『嘔吐』に付いてのS先生のテクストを修正しました。これも出典を明記した上で授業で使わせていただく予定です。スキャナーで読み取ったテクストの「バグ取り」は実はうんざりする仕事です。それでも、「根気と忍耐」というキーワードは、あらゆる仕事の現場に当てはまるものかも知れません。
夕方には散歩を兼ねて駅の周辺を一回りしました。駅の南側には「Mare」という名前の商店街が続いています。ラテン語で「海」を意味する言葉なのですね。そこの1階のパン屋さんの屋号は「Mermaid」です。「人魚」を意味する英語ですが、「mere+maid」なのは明らかです。ここにも「海」の隠喩が読み取れます。そんなことを考えながら、武蔵浦和の駅の周辺をうろついていると、この土地が何となく神話的なトポスと思われてきてしまいます。(^_^;;