本邦初の"句会小説"を買ってきました。

指定校訪問の出張の報告書を書くのが遅れています。午後はこの報告書を書き上げました。けっこう手間の掛かるもので、2時間ほども費やしてしまいました。
私が報告書をまとめている傍らで、家人と娘とが古いアルバムを引っ張り出して盛り上がっています。私の母方の祖母が若かったころの美形の写真が有ったはずだと口走ったのが切っ掛けです。押し入れから出してきた昔の写真を女性二人が見ては色々と品定めしているのですね。(私は若いころは肥満体だったので、舌鋒鋭く批判の対象となりました。)

ところで、夕方に近所の本屋に立ち寄ったら面白い本を見つけました。三田完著『俳風三麗花』(文春文庫)という文庫本です。腰巻きには「秘めた想いを俳句に託して・・・」とあります。「日暮里の暮愁先生の句会に通う三人娘−−−大学教授の娘・阿藤ちゑ、医学生の池内尋子、浅草芸者の松太郎−−−の友情と恋模様を瑞々しく描く、本邦初の"句会小説"」とあります。
まだ、冒頭の第1章を読んだばかりですが、引き込まれる感じです。興味のある方はぜひ本屋さんで立ち読みしてみてください。(俳句好きの友人たちにもメールしておきました。)