久し振りの別所沼公園訪問です。

午後はフランス語のテクストをチェックしました。春学期担当のA先生から引き継いだ「ル・フランセ・ファシル」とT先生から引き継いだ「新・パッショネマン1」の2冊のテクストです。「パッショネマン」の方は私にとって初めて使うテクストですので、教員用のカセットテープをダビングしながら念入りに目を通しました。
午後の3時まで教材研究を続けたら、頭の中が芒洋としてきました。気分転換に、散歩に出掛けることにしました。久し振りの別所沼公園訪問です。「頸椎症」が気に掛かるので、ランニングではなくて、ウォーキングで出掛けました。何とも空の美しい一日となりました。西脇順三郎の詩の一行を借りるなら(覆された宝石)のような日ですね。
別所沼から帰宅して、再び三田完さんの『俳風三麗花』(文春文庫)を楽しく読みました。5つのエピソードのうち「とら、とら、とら」、「おんな天一坊」、「冬薔薇(ふゆそうび)」の3つのエピソードを読み上げました。女子医専の学生・池内尋子(ひさこ)が匿名のラブレターを受け取るという話です。同級生の美少女・北村早苗からの手紙かと推測していた尋子ですが、結末部分で大きなどんでん返しが有って絶句しました。絶妙の展開でした。