『ねじまき鳥クロニクル』を読み進めました。

駅ビルで買ってきたハンバーグとスーパーで買ってきたプチ・サラダとインスタントの卵スープで昼食を済ませました。家人が食べているインスタントのラーメンが美味しそうなのですが私には御法度です。ラーメンはもう3年ほども食べていないはずだと思います。
午後は居間で読書を続けました。佐藤幹夫さんの『村上春樹の隣には三島由紀夫がいつもいる。』やら村上春樹さんの『ねじまき鳥クロニクル』やらを読み進めました。作品と作品解説書とを往復しながら読むのは、ある意味で邪道かも知れません。作品に白紙の状態で対峙するチャンスを奪ってしまうからです。『1Q84』が秘密主義で発売されたのは、村上春樹さんが白紙の状態で読者に作品を読んで欲しいと考えたからだと聞いています。けれども村上作品には膨大な言説が纏わり付いています。迷路を歩むために無数の信頼できない地図を参照するのも悪くはないかも知れません。(佐藤さんの本が信頼できないと言っているのではありません。)
夕方には駅の周辺まで散歩に出掛けました。須原屋書店に立ち寄ったら、村上春樹の『蛍・納屋を焼く・その他の短編』(新潮社)が入荷していました。本棚に品切れしていた作品です。さっそく買っておきました。MAREの「日本一」で焼き鳥を買ってから、行きつけの「カフェ・ペラーゴ」に移動して御法度の麦酒をいただきました。この店のテーブルで30分ほど芒洋とするのが私の束の間の「自由」の時間であるようです。