川端康成の「ざくろ」を選んで読んでみました。

図書館に移動して「群像」と「文学界」の8月号を探しました。残念ながらいまだに貸出中です。新着図書のコーナーを物色していたら、都甲幸治著『偽アメリカ文学の誕生』(水声社)が目に留まりました。「村上春樹の知られざる顔」などという章もあります。この本を借りて学生食堂に移動しました。
村上春樹の文庫本を読みながらA定食(副食のみ)を食べていたら、Iさんに声を掛けられました。お元気そうです。夏休みには台湾まで旅行に出掛けたと言います。
午後になって先程のIさんが友達のOさんも連れて研究室まで遊びに来ました。Oさんは1年間のアメリカ留学から帰ったばかりです。「アメリカの学生運動」をテーマに卒論を書こうと考えています。お二人と楽しいお喋りの時間が過ごせました。

5限の4年ゼミでは川端康成の『掌の小説』の中の「ざくろ」を選んで読んでみました。実は私の敬愛するK先生を囲む「和敬塾」での読書会で取り上げられた素材の借用です。「和敬塾」の7月の読書会には私は参加しませんでした。K先生がどんな風に「ざくろ」を読んだのかを想像しながら学生諸君との輪読を楽しみました。