『ノルウェイの森』を再読し始めました。

目白台にある学生寮和敬塾」で行われた「熊倉先生の読書会」に8月末に参加したことがあります。ちょうど台風が関東地方を直撃した日だったので、土砂降りの雨の中をバスに乗って「和敬塾」まで移動したのを思い出します。(9月の読書会は先生が渡米中でお休みとなりました。)
ところで、久し振りに村上春樹さんの『ノルウェイの森』を再読し始めました。この作品の第2章の冒頭に出てくる「昔々、といってもせいぜい二十年ぐらい前のことなのだけれど、僕はある学生寮に住んでいた」とある寮のモデルが「和敬塾」なのだそうです。そう思って現実の「和敬塾」を思い浮かべながら読むと、色々と想像もふくらみます。
午後は今日も遠出する元気が出ませんでした。二冊あるので一冊だけ自宅に持ち帰ったフランス語のテキスト「パッショネマン」を下調べして過ごすうちに午後の時間も過ぎていきました。
夕方には駅前の須原屋書店に出掛けました。鈴木智之著『村上春樹と物語の条件』(青弓社)が面白そうなので買っておきました。『ノルウェイの森』と『ねじまき鳥クロニクル』の二作を前半と後半で詳細に分析している様子です。