「私は『ねじまき鳥』が一番好き」とO先生が言います。

一仕事を片付けてから、同じ現場で作業していた同僚の先生とお喋りしました。人間科学部社会学を担当しているO先生が私の持っていた文庫本に目を止めて「山本先生、何を読んでいるんですか?」と聞きます。「『アフターダーク』ですよ。このところ村上春樹にはまっているんです」と答えました。O先生も村上春樹がお好きらしく、「デンマークに行ったら、分厚い一冊本の『ねじまき鳥クロニクル』の翻訳を見かけたわ。私は『ねじまき鳥』が一番好き。『ノルウェイの森』は凡庸だと思うな」と意見がはっきりしています。先生は午前中は「免許更新法講習」の講師を務めたとのことで、お忙しい一日だったようです。
帰路は新越谷の駅で中文科のU先生にまたまたお会いしました。先日ばったりお会いして、島内景二著『中島敦山月記伝説」の真実』(文春文庫)を見せ合ったばかりです。先生はこの本をすでに読了したとのことです。大変に面白かったと言います。私は村上春樹さんに時間を取られて、島内さんの本にはまだ手を着けていません。「明日から読みます」と返事しておきました。
明日は「オープンキャンパス」の予定が入っています。入学課付きの学生アルバイトの諸君が前日の準備をしているのを見かけました。4年ゼミ生のT君の姿もありました。(今日はキャンパス猫の居眠りする風景をお目にかけましょう。)