「個人面談」に来る生徒さんの数には波があります。

「個人面談」の始まる11時前には同僚のI先生と8号館の学生懇談室に移動しました。文学部の日文科、英文科、中文科、日本語教育の4つのブースが出来ています。向かい側の壁際には国際交流室、キャリア支援課などの3つのブースが出来ています。
高校生のみなさんが面談にやって来ました。一人でやって来る生徒さんもいますが、親子連れや友達同士でやって来る二人連れが目立ちます。「公募推薦での面接では英語での応答が要求されるのか?」や「小論文の試験対策はどのように練れば良いのか?」や「教職を取るための追加の費用はいくらぐらい掛かるのか?」などといった質問が目立ちました。
「個人面談」に来る生徒さんの数には波があります。ピーク時には一度に大勢が詰めかけるのですが、ピークが去ってしまうと待ちの時間が訪れます。途中でI先生と交代して昼食を取りに行きました。(今日は私には御法度のお米も食べてしまいました。)午後の3時30分には面談の仕事も終わりました。
帰路の武蔵野線の車中では島内景二著『中島敦山月記伝説」の真実』(文春新書)を読了しました。『山月記』の中に描かれている「虎に変身した詩人」はまさしく中島敦自身なのですね。作家の中に住み着いた大きな「闇」から、作家の生涯を読み直すという一冊でした。