学生諸君に『女優マルキーズ』を観てもらいました。

takuzemi2009-11-12

明後日の土曜日までに仕上げねばならないノルマの仕事が一つ有ります。朝はこの仕事を先ずは片付けることにしました。A4にして2ページほどの量のテクストをプリントアウトして仕事は一段落です。まだ数回の校正の作業を入れて完成原稿にする予定です。(赤入れは大学の準備室で拡大コピーを取ってから行うことにしました。)
バックパックに荷物を詰め込んで家を出ました。車中ではソポクレス作の『アンティゴネー』を読み進めました。抵抗しようのない運命が恐ろしい力で進行していく迫力に引き込まれてしまいます。大学に着いて学生食堂に直行して早めの昼食を済ませておきました。
午後の1時からの「ヨーロッパの文学」はハンドアウトに沿って簡単にラシーヌモリエールの話をしてから、学生諸君にビデオで『女優マルキーズ』を観てもらいました。
モリエール一座に拾われた娘マルキーズがやがて悲劇作家ラシーヌと出会い、女優としての天命に目覚めていくという物語です。当時の演劇界を取り巻く状況が非常に分かりやすく描かれていて楽しめます。今日は前半の一時間ほどを観て授業を終えました。