「執筆上の八つのテクニック」の章を読んでみました。

午後の1時過ぎに学生食堂に移動して昼食を済ませました。寒い日です。中庭も枯れ葉の寝床となっています。研究室に戻って木曜日の「ヨーロッパの文学」のハンドアウトを考えました。先日打ち込んでおいたテクストをプリントアウトしたものに赤ペンで修正を加えていきます。「親衛隊長」が「新鋭隊長」になっていたりするので油断は禁物です。
学生諸君に卒論発表会のデータをメールで送るように伝えてあるのですが、返信の到着率が良くありません。調子の良くない研究室のデスクトップを起動して、しばらく乗りの悪い作業を続けました。
5限の4年生のゼミでは小笠原喜康『大学生のためのレポート・論文術』(講談社現代新書)の中から「執筆上の八つのテクニック」の章を読んでみました。卒論執筆のための具体的なヒントが八項目に亙って語られていて、即効力もありそうです。「論文を書いていると、自分の頭の悪さや不勉強に涙が出てくることがある。泣きたくなるのではなく、本当に涙が出る。どんなにあがいても、今の自分の中にあることしか書けない。そう観念したとき、ようやく前に進むことができる。」・・・小笠原さんのこの言葉に大いに我が意を得たりと感じました。4年ゼミ生の諸君も卒論完成に向けて、ひたすら頑張ってほしいものです。