四方田犬彦氏の「漫画の音−オノマトペ」を読んでみました。

講座の終了後は4階の小部屋に案内されて、5人ほどのスタッフの方々とお喋りを楽しみながら、昼食をいただきました。市の職員のSさん以外の方々はボランティアで「市民大学」の企画を進めている方々らしく、「一仕事を達成する」ことに喜びを見いだしている感じが伝わってきます。一時間ほどもお喋りを楽しんでしまいました。
市民会館を後にして大学に移動しました。研究室で一休みしていたら、4年ゼミ生のYさんが卒論の草稿を持ってやって来ました。しばらくお喋りを楽しみました。Yさんの卒論の方は週末に目を通しておくことにしました。
5限の3年生のゼミでは四方田犬彦氏の『漫画原論』(ちくま学芸文庫)から「漫画の音−オノマトペ」と題された文章を読んでみました。すがやみつるの『ゲームセンターあらし』、平田弘史の『血だるま剣法』、赤塚不二夫の『レッツラゴン』、大友克洋の『AKIRA』などの画面を具体的に分析しながら、オノマトペを暴力的に画面の中に介入させることで、画面の持つリアリティーをより高めようとする表現技法が可能となることが分かりやすく解説されていました。(写真は越谷市市民会館です。)