「これからピクニックなのです!」と大声で宣言します。

takuzemi2009-11-28

土曜日だと言うのに今日も大事なノルマの仕事が入っています。身体は疲れ果てて「イヤイヤ」をしているのですが、何とか勇気を振り絞って、ラフなスタイルで大学に移動しました。大学では某所に缶詰状態になって、3時間ほどを真剣に仕事と取り組みました。
ご一緒した人間科学部のO先生は村上春樹さんの『1Q84』についての原稿執筆の依頼を受けていると言います。先生のご専門は社会学です。原稿も「『1Q84』現象」を社会学的に読み解くというものになるのだそうです。出版社からは2冊の『1Q84』もただで送ってもらったと嬉しそうです。「まだ読んでないので、ちょうど良かったわ」と言います。「目茶苦茶に面白いですよ」と答えておきました。
1時過ぎには何とか仕事を片付けました。研究室で一息付いてから帰路に着きました。出津橋の真ん中で吹奏楽部のIさんたちのグループに出くわしました。見れば飲み物や食べ物を入れたスーパーの袋を提げています。Iさんが「これからピクニックなのです!」と大声で宣言します。出津橋の真ん中でしばらく立ち話をしてから、別れて歩きだしました。Iさんたちのグループは元荒川の左岸にと、私の方は元荒川の右岸にと、しばらく平行して上流へと歩くことになりました。川面が静かなので対岸からIさんたちのグループの楽しげな笑い声や話し声が聞こえてきます。若い諸君の元気な姿がしんみりとしたものとして感じられました。