9時からは研究室で「ランボー読書会」を楽しみました。

takuzemi2009-12-16

毎日が慌ただしく過ぎていきます。12月も気が付けば後半に入ってしまいました。今日はノートパソコンも持たず、必要最小限の荷物で家を出ました。寒い朝です。・・・武蔵野線の車中では幸いなことに座席に座ることができました。携帯電話を使ってアイデアメモを書く時間が持てました。
9時からは研究室で「ランボー読書会」を楽しみました。相棒のFさんとブリュネルの研究書を読み進めました。今日読んだ部分は割合と抽象度が高くて難解でした。ランボーの『地獄の季節』の中の「悪い血」の部分についても全体像をFさんと話し合ってみました。「他の生はあるのだろうか?」と語り手は自問します。この世界からの逃げ難さについて語り手は語っているのです。「他の生」の不可能性の中で、生の限界性の中で、絶えず出発を夢想している魂がそこにはあります。
4年ゼミ生のS君とTさんから卒論の草案を預かっています。空き時間を見つけて読み始めました。なかなか読みでがあるので大変です。漢字の誤変換も時には見つかります。赤ペンで修正して、次を読み進めます。
早めに学生食堂に移動して昼食を済ませました。食事の間にもあれこれと新作の講義録のアイデアを練るのですが、なかなか思い通りには良いアイデアは沸いてきません。小さなヒントを上手に組み合わせて、小さな達成を積み上げていくのが一番のようです。