「死んだ僚友にかわりうるものはなにもない。」

先日の「卒論中間発表会」でKさんが配布したレジュメの中にサン=テグジュペリの『人間の土地』からの引用がありました。友人の死にまつわる言葉です。「事実として、死んだ僚友にかわりうるものはなにもない。人間は旧友を新しく作ることはできない。共通の多くの思い出、いっしょに生き抜いた多くの困難な時間、多くの仲たがいや和解や感動、これらの宝物に及ぶものはなにもない。この種の友情は二度と建て直すことはできないのだ。柏の苗木を植えて、すぐにその木陰に憩おうとしてもできない相談だ」・・・という言葉です。亡くなった先輩や友人のことを考えて、しばし茫洋としてしまいました。
スキャナーでテキストを読み取る作業をしばらく続けました。余り頑張っても、バグ取りの作業が追いつきません。(その上、バグ取りの作業の方がずっと手間が掛かります。)少しだけで止めておきました。
夕方には気分転換を兼ねて駅前の須原屋書店まで出掛けました。新聞で加島祥造さんの『私のタオ』の広告を見掛けたので、ちょっと立ち読みしてみようと思ったのです。結局、買い求めたのはジェイ・ルービン他著『1Q84スタディーズBook1』(若草書房)と守屋淳著『心をほぐす老師・荘子の教え』(日本実業出版社)の2冊となりました。冬休みには乱読したいものだと思っています。