小川町の古びた町並みを見て回りました。

坂戸を越えると秩父連峰が間近に見渡せます。山が迫ってくる感じです。車窓からの風景を楽しみながら、昼前には終点の小川町に到着しました。駅前の交番で目的地の「花和楽の湯」(かわらのゆ)までの道筋を教えてもらいました。
田舎路を歩いて、「花和楽の湯」に着いて驚きました。何しろ大勢の客が殺到して入場制限をしているのです。2時間待ちぐらいの見当だとフロントの男性が言います。レストランも満席で順番待ちとなっています。温泉は断念することにしました。
家人は武蔵嵐山にある仲良しの友人のWさんの別荘に何度か泊めてもらったことがあります。その時に足を延ばして、小川町の七夕祭りも二度ほど見物したことがあります。多少の土地勘があると言うので、家人の案内で小川町の古びた町並みを見て回りました。駅前の商店街の食堂はまだほとんど開いていません。しばらく歩いて、ファミリーレストランの「華屋与兵衛」を見つけて昼食を取りました。お店の中は遅い昼食を取るお年寄りの姿が多く、いずれもご近所にお住まいの方々に見受けられました。
食事を済ませてから、再び古い町並みを歩きました。まるで自分たちが、つげ義春の画の中の二人連れになったような気がします。温泉に向かう途中で見掛けた兜川の風景も素敵でしたが、もう一本の川である槻川の眺めも素晴らしいものでした。(写真は槻川の岸辺からの眺めです。)