午後はパワーポイントのスライドを作りました。

ところで、金曜日の今日は大学は全学休講です。学生諸君は「構内立入禁止」となっています。明日から始まるセンター入試の準備作業が行われているのですね。(私も日曜日には監督の仕事が入っています。)
午後はパワーポイントのスライドを作りました。デジタルカメラで撮影した画像やスキャナーで読み取った画像を「白紙」のスライドに貼り付けていきます。「紙芝居」を作っているのだと考えれば間違いありません。
午後の3時ごろまでスライド作りの作業を続けました。残りの時間は鈴木道彦先生の『プルーストを読む−−『失われた時を求めて』の世界』(集英社新書)と『プルースト失われた時を求めて』を読む』(NHK出版)の2冊を読んで、プルーストの勉強をしました。『失われた時を求めて』は時々、本棚から引っ張りだして読むのですが、なかなか「読了しました」とは言えません。
鈴木道彦先生はロラン・バルトの『テクストの快楽』の中の一行「いったいプルーストバルザックや『戦争と平和』を、逐語的に読んだ者がいたであろうか」という言葉を紹介して、「プルーストを愛読したバルトでさえ、最初は飛ばし読みをした」と書き記しています。長大な大作『失われた時を求めて』に対面するには、ストイックな逐語的読書ではなく、美味しそうなところをつまみ食いするという読書法も許されるのかも知れません。