Ｍ整形外科クリニックから５分も歩くと調（つき）神社です。

朝の起き抜けの時間は鈴木道彦先生の『プルースト『失われた時を求めて』を読む』（ＮＨＫ出版）を読みました。プルーストの作品世界が分かりやすい言葉で解説されています。これから『失われた時を求めて』の世界に歩み入ってみたいと思っている読者にとっては有り難い地図となってくれる一冊です。
息子が整形外科医院で診察を受けたいと言います。Ｓ医師が院長をしているＭ整形外科クリニックが良かろうということになりました。昨年、私が長いこと通っていた病院です。Ｓ医師の患者への説明が合理的で明確なのが気に入っています。散歩がてらに息子と二人で家を出て、病院まで案内することにしました。
顔なじみの看護婦さんに「昨年はお世話になりました」と挨拶して、私は病院を出て散歩を続けました。Ｍ整形外科クリニックから５分も歩くと調（つき）神社です。
この神社は神様の使いが兎ということになっています。普通の神社なら入り口の左右に狛犬が並んでいるところです。ところが、ここでは狛犬ならぬ狛兎（？）が並んでいるのですね。正月には参拝客で一杯だった境内も、今日は空いています。ゆっくりと参拝できました。神社の裏手の公園を抜けて、路地伝いに浦和駅の西口に抜けました。浦和には細い路地が沢山あります。お気に入りの路地をいくつか作っておくと、散歩のときに楽しめます。（裏通りを抜けると、いきなり駅前の広々した空間に出てしまいます。空間移動をしたような感覚です。）