授業の仕込みに大変な時間が掛かってしまいます。

takuzemi2010-01-18

先週の「総合講座6」の授業では、コンピュータをプロジェクターの機器に接続するコネクターが見つからなくて困りました。おかげでまとまりの悪い授業になってしまい、後悔しています。今日は早めに「総合講座6」の授業の下調べに取り掛かりました。10本ほどのパワーポイントのスライドを点検して、授業展開をどう進めようかと計画を練りました。
数年前のインターネット・ラジオ局「France Culture」で夢中になって聴いた番組がありました。前衛作家アラン・ロブ=グリエの「作家生活入門」と題された連続25回ほどの講演です。番組はすべてハードディスクに録音し、CDに焼き、ノートを取りながら繰り返して聴きました。夏休みの時間の過ごし方としてはなかなか素晴らしかったと思います。
そのロブ=グリエの連続講演から「ヨーロッパの文学」のためのハンドアウトが一本作られました。今日はそのテキストファイルを少々削って、木曜日の授業のためのハンドアウトも作りました。
ロブ=グリエのポワーポイントのスライドは今日初めて作ってみたのですが、40枚ほどもある大作になってしまいました。「バルザックのようには書かない」と言うロブ=グリエですが、彼の発言を分かりやすく紹介することで、不確かな現代という時代を生きる学生諸君にも何らかの示唆が得られれば楽しいですね。(研究日を自宅で送っているのですが、なかなか生産性が上がりません。今日は午後の3時までぶっ続けで作業して、やっと一仕事が片付きました。)