漱石の言う「自己本位」が「学習」には必要です。

13201教室に到着して、授業の準備に取り掛かりました。配布物が沢山あるので、数名の学生諸君に手伝ってもらいました。コンピュータとプロジェクターの機器とをケーブルで接続し、Let's noteを立ち上げました。数人の若手の社会学者たちの現代社会についての意見を紹介して、不確かな時代の中での「学習」には、漱石の言う「自己本位」の態度が必要ではないかと提言しました。本題の語学学習についてはハンドアウトに沿って簡単に語りました。VOAやBBCの利用法、「紙copi」や「i-Tunes」の利用法はスライドを見て学んでもらいました。最後に学生諸君に授業の感想とアンケートを書いてもらいました。
午後の2時40分からは文学部の「将来構想委員会」と「運営協議会」が続きました。4時間近い会議の連続で少しくたびれました。
会議が終わって研究室に戻りました。荷物を取りまとめて、バックパックに詰め込みました。帰路は暗くなった元荒川沿いの細道を歩くのが好きです。対岸の家々の窓明かりが水面に映えて、何とも淋しい感じなのですが、その淋しさが心地よいのですね。「なぜか揺れる細きグミよ かしらうなだれ思い込めて・・・」というロシア民謡を思い出しました。(帰宅してネットで調べてみたら、日本語の歌詞の「グミ」は原詩では「ナナカマド」だと知り驚きました。詳細は以下のURLです。)

http://byeryoza.com/topic/log2006/gumi.htm