ディケンズ原作の『ドンビー父子』を見ました。

散歩の達人」をぱらぱらと見て楽しみました。古民家を利用した喫茶店「楽風」(らふ)の風景が楽しげです。武蔵浦和エリアでは「白幡沼」や「睦(むつ)神社」、そして蕎麦屋の「土合(つちあい)やぶ」も紹介されています。「睦神社」は時々出掛けて境内の古いベンチで茫洋とするのですが、ここが海辺だったとは知りませんでした。中浦和のエリアでは私の大好きな「別所沼公園」とその近くのパン屋さん「パン処麻凛堂」が紹介されています。残念ながら「麻凛堂」のパンは糖質制限食を始めたために最近では食べられなくなりました。
夕方の4時からはTV5MONDEでチャールズ・ディケンズ原作の『ドンビー父子』(後編)を見ました。日本語の字幕が付いた番組なので楽に見られます。物語は妻に先立たれた裕福な卸売商のドンビーと長女のフローレンスを軸に展開されます。ドンビーには長女のフローレンスと長男のポールとの二人の子供がいます。自分の遺産を相続させたいと考えているポールを溺愛しているものの、娘のフローレンスに対しては終始冷淡な態度を取り続けています。ポールは病弱で幼くして死んでしまいます。ドンビーは再婚、離婚、破産と下り坂を転げ落ちていきます。老いさらばえて一文なしになった父のもとに生れたばかりの子供を連れて、幸せな結婚をしたフローレンスが戻ってきます。父の頑なな心に最後まで耐え続けるフローレンスの姿が生き生きと描かれていて楽しめました。それにしてもディケンズってなかなかの作家なのですね。(写真はTV5MONDEの画面です。ちょっとピンぼけになってしまいました。日本語の字幕が有り難いですね。)