「フランス文化アワー」という番組があったのですね。

takuzemi2010-02-04

朝の起き抜けの時間は、ゼミ生の諸君から送られてきた発表会のハンドアウトを印刷しました。何人分もあるので、結構手間が掛かりました。今日は2限に「ランボー読書会」の予定が入っています。荷物を点検して、バックパックに詰め込んでから、家を出ました。マンションを降りて、駅前広場に出てみたら、大変な寒さです。昨夜の雪が凍りついているところもあります。
大学に移動して、研究室の机の上を少々片付けました。作業用のスペースを作らないと、本も読めないほどの紙類の散乱です。
10時40分からは、相棒のFさんとランボーの『地獄の季節』を読み進めました。「錯乱II」の部分です。Fさんとお喋りしているうちに、昔のことを思い出しました。私の若い頃には、NHKのFM放送に「フランス文化アワー」という番組があったのですね。この番組でランボーの『地獄の季節』の朗読が放送されると知り、オープンリールのテープレコーダーに録音して、繰り返し聴いた記憶があります。日本のFM放送で、一時間近くもフランス語が流れるなどという番組が昔にはあったのですね。
この時のランボーの作品の朗読は、かなりの絶叫調だったのを記憶しています。Fさんとの読書会でも、テクストの音読は欠かせない重要な作業です。それが今日はいくぶん、激しい調子の読み方になったかと思います。