大事を取って、今日はお休みすることにしました。

学科会議と定例の教授会の予定が入っています。ところが、風邪気味なのか体調が良くありません。大事を取って、今日はお休みすることにしました。助手のＭさんに電話で連絡して、自宅の居間で過ごすことにしました。
午前中は書類の整理の作業に当てました。大量のクリアファイルの中に書類を投げ込んであります。ファイルには「連句」「原稿」「講義録種」などの項目を立てて管理しています。書類を出し入れしているうちに、交通整理が上手くいかなくなって、中身がグチャグチャになってしまうのですね。一つずつファイルから書類を出して整理しました。「捨てようか、取っておこうか」と迷ったら、捨ててしまうぐらいの決心で片付けないと片付きません。ファイルの整理を片付けたら、多少ともデスクの周辺が軽くなりました。
アラゴンの本や漱石の本からの抜き書きを作りました。キーボードから打ち込むのが面倒です。最近はスキャナーと文字認識ソフトを利用することが増えました。アラゴンの『ブランシュとは誰か』（柏書房）には赤ペンであちらこちらに傍線を引いてしまいました。これは失敗でした。認識ソフトの「読んでココ」が読んでくれないのです。しかも、傍線を引いた大切なところに限ってです。手元にある三好行雄編『漱石書簡集』（岩波文庫）には黄色の蛍光マーカーで重要な部分のチェックが行ってあります。試みに「読んでココ」で読ませてみたら、難なく読み取ってくれました。スキャナーを使うつもりなら、蛍光マーカーの方に軍配が上がるようですね。