K先生から出された宿題を考え直してみたくなりました。

takuzemi2010-02-19

ランボー読書会」の予定が入っていたのですが、相棒のFさんにメールを送って、中止ということにしてもらいました。まだ身体の調子が本調子ではないような気がするものですから。・・・
午前中はDELLのコンピュータを起動して、Wzエディターの「グローバル検索(grep)」の機能を使い、いくつかのキーワードを検索しました。フォルダー名は「三行革命」、フォルダーの中のテキストファイルは数年前から蓄積している数本のアイデアメモのファイルです。「焦点化」などのキーワードで調べると、たちどころにいくつかのファイルが釣り上げられてきます。この中から面白そうな部分を切り出しておきます。ワードに乗せて「maruman B5」のルーズリーフに印刷しておきました。
和敬塾で月に一回ほどのペースで開催されているK先生の読書会にはすっかりご無沙汰してしまっています。月曜日の夜に目白まで出掛ける余裕がなかなか出てこないのです。けれども、一度読書会に出席したときに先生から出された宿題を考え直してみたくなりました。先生の日頃の持論では漱石のような方法に意識的な作家を読むときには「作品の構造」を明確に読み取る必要があると言うのですね。今日は先生の言葉を思い出しながら『彼岸過迄』の中の「須永の話」の部分をノートを取りながら精読してみることにしました。35章からなる「須永の話」が前半12章、幕間1章、後半12章の対称形と言っても良いような建築的な形式に構築されているのが良く分かりました。