長距離バスが次々と発着していきます。

午後は久し振りに新宿に出掛けました。お目当てはヨドバシカメラフランス図書です。先ずは西口のヨドバシカメラを訪れました。コンピュータのソフトを中心に面白そうなものを探してみました。アイデアプロセッサーの良いものを探してみたのですが、なかなか気に入ったものが見当たりません。「翻訳ピカイチ欧州2010」というソフトを見つけて、試しに買ってみることにしました。翻訳ソフトは買って帰って使ってみたら、とても実用にはならないというケースが良くあります。あくまでも補助的なものと考えれば腹も立ちません。
ヨドバシカメラからフランス図書に移動して本を物色しました。アラゴンと妻のエルザの生活をテーマにした本など数点を買い求めました。フランス図書を出て、再びヨドバシカメラの前の通りに差し掛かりました。長距離バスが次々と発着していきます。自分がバスの客となって遠い街に旅立つ姿を想像してみました。
帰りの埼京線でも座席を確保することができました。持ってきた「maruman B5」のルーズリーフのノートを読み直して、車中でのブレーンストーミングの時間を持ちました。明日もアラゴンについての原稿を少々書き続けたいと思っています。一つのテーマを巡って持続して考え続けていくには、それなりの覚悟が必要なようです。
「意識の集中と拡散」とはボードレールの言葉だったかと思います。小さな本屋さんでのフランス語の本に囲まれての集中と、人々で混雑する街の雑踏の中での拡散と、新宿の街で今日は二つともに体験したようです。