『イエローページ』は村上作品を読み解く上での絶好の種本です。

takuzemi2010-03-10

 朝の起きぬけの時間には加藤典洋氏の『村上春樹イエローページ』(幻冬舎文庫)を開いて『1983年のピンボール』についての解説を拾い読みしました。3分冊で出ている『イエローページ』は村上春樹の作品を読み解く上での絶好の種本となっています。加藤先生のゼミでの若いゼミ生たちの新鮮な意見がこの本の中に採り入れられていることがうかがえます。
 9時22分の武蔵野線に乗って南浦和に移動しました。駅前のK歯科で9時30分に予約が入っています。今日は歯型を取っていただいたり、私の病歴・生活歴についての詳しい聞き取りをしていただいたりの作業でした。
 診察室の4階の窓から向いのビルが見えるのですが、何となくロンドン辺りにいるような気分になってしまいます。そのうちになぜかロブ=グリエの小説の中の情景が一種の雰囲気として頭の中に浮かび上がってきました。不思議な感覚です。
 看護士さんに私の病歴・生活歴をお話ししてから、院長のK先生のお話しを聞きました。「噛む」ということは全身のあり方と関わる行為だというのが先生の持論です。そのために私の立位のデジタル写真なども沢山撮影したのだと言います。整体の先生が来る日に、そちらの診察も受診するように勧められました。今日は整体の予約も入れておきました。