2時30分からは学生食堂に移動して卒業乾杯となりました。

 卒業式が終わって3401教室に移動しました。午後の1時30分からは学科の祝賀会です。ゼミごとに卒業生の諸君に卒業証書などを手渡しました。先生方からは卒業生の諸君へのはなむけの言葉が贈られました。
 私も学科の祝賀会でスピーチを求められました。村上春樹の作品についての内田樹さんの文章を思い出しました。村上作品は地図のない世界の中を手さぐりで歩む主人公を描いているという意味の文章です。それを枕に短いスピーチを語りました。
 2時30分からは学生食堂に移動して卒業乾杯となりました。あちらこちらでデジタルカメラのフラッシュが焚かれます。ビールを頂きながら、卒業生のみなさんとのお喋りを楽しみました。卒業の遅れているA君のことを気づかうKさんの思いやりもありました。
 お目出度い卒業式ですが、淋しさもあります。流れ解散ですので、三々五々、学生諸君は帰っていきます。余り長居をすると余計に淋しくなりそうです。夜の飲み会にも誘われたのですが、お断りして早めに帰ることにしました。
 晴れの日ですが、日常のルーチンワークは片付けておかねばなりません。メモ帳のインデックスと「走書体」のノートのインデックスを付ける作業を片付けておきました。独りで楽しんでいる連句の方も少々考えました。なぜか登場人物の一人は戸越銀座に店を構えています。野太い声で呼び込みの日々を送っているところです。時には商売に精を出して「偽の自伝」を作る愉しみを味わっています。(写真は朝の正門前の風景です。)