「墓マイラー」なる言葉にはかなりの違和感を感じました。

takuzemi2010-03-21

 朝の3時に激しい風の音で眼が醒めてしまいました。猛烈な風雨が南に面した窓を叩きつけている様子です。昨夜のニュースで前線の通過は予期していました。それにしても余りの猛烈な風の音に眠れなくなってしまい、しばらくは布団の中で風の音を聴きながら過ごしました。

 朝はNHKのニュースで強風の情報を見ました。武蔵野線埼京線を始めとして、あちらこちらで交通に影響が出ているとのことでした。ところで、窓の外を眺めると風景が一面にぼんやりと霞んでいるのに驚きました。黄砂が襲来しているのです。

 卒業式が終わってから妙に力が入らない日々が続きました。一種の虚脱状態なのかも知れません。歯科医院通い、内科医院通いもあって、なかなかブログの更新もままならない日々が続きました。今日は「予備日」のような一日です。ブログの更新だけ片付ければ良いと割り切りました。ブログの下書きは「走書体」で走り書きするのが習慣になっています。A4の紙の裏側に走り書きして草案を練りました。

 「天声人語」を読んでみたら、筆者が雑司ケ谷の霊園の漱石や大塚楠緒子の墓を訪ねたと記されていました。楠緒子は漱石の友人・大塚保治の妻です。漱石が密かに恋をしていた女性だという説もあります。私も雑司ケ谷霊園漱石の墓や大塚楠緒子の墓を何度か訪れています。『こころ』の先生が毎月詣でていたKの墓もどこかにあるはずです。・・・ところで「天声人語」には「歴史上の人物の墓めぐりが、いま静かな人気なのだという。愛好者を指す「墓マイラー」なる言葉も生まれている」とありました。私も文人の墓を巡るのは大好きですが、「お前は墓マイラーだ」などと決めつけられては堪りません。