さすがに自分の血糖値が心配になりました。

 我が家は娘も息子もけっこうお喋りで賑やかです。二人そろって休みの日には大変なボルテージとなります。午前中はその二人が家人も交えてテレビを見ながらわいわいと盛り上がっていたので大変でした。ところが、午後になって娘も息子も外出してしまうと家の中はひっそりとしてしまいます。「動」と「静」との落差が何とも大きいのですね。

 午後にはそんな訳で静かな時間が訪れました。ブログの更新を済ませてから、篠沢秀夫先生の『篠沢フランス文学講義IV』(大修館書店)を少しだけ読み進めました。学習院大学での先生の講義のテープを起こして作られた本なのですが、時にはギャグも出てくる篠沢先生の語りのパフォーマンスの見事さが再現されていて、大変に楽しめる一冊になっています。

 今日は一日、強い風が吹き続けました。午前中に見られた黄砂の現象は、午後には過ぎ去った様子です。澄んだ青空が広がってくれたからです。ベランダに出てみると夕方の秩父連山の姿がくっきりと見晴らせました。遠く富士山のシルエットも浮かび上がっていました。

 数日間、ご法度の昼食を食べ続けてしまいました。かき揚げ蕎麦、鰻重、そして今日は焼き飯弁当という具合です。さすがに自分の血糖値が心配になりました。江部康二先生の『主食を抜けば糖尿病は良くなる』(東洋経済新報社)を再読して生活を立て直す決心をしました。今夜の夕食は野菜サラダ、牛肉炒め、湯葉などで、ご飯はもちろん食べずに済ませました。(写真は篠沢秀夫先生の著作です。ご病気の先生のご無事を祈っております。)